朝、起きることができた 。
小学生の子供がいるというのに「 冷蔵庫に○○があるから温めて食べて 」と布団の中から伝え、 送り出すこともせず 再び眠りにつく日々が続いていた。
あまりに体が重い日が続いたので 、病院へ行くべきか迷った。 けれど、早起きできた今日は、なるべく早めに済ませておきたい用事を 優先したい 。
病院へ行くべきか、 用事を取るべきか 。
体が重い原因は何となく分かっている。 きっと病院へ行ったところで 「もう少し様子を見ましょうか」 と言われるのがオチだ 。
だったら病院は来週にして、用事を済まそう。
あまり知らない場所へ片道30分の運転は気が重いけど 、このまま用事を先延ばしにする方がさらに気が重い。
動いてしまえばなんてことはない。いつもそうだ。
わかっていても、出かけるまでが長い。 何かひとつ済ませるごとにタバコを吸う 。タバコなんか吸っても どうにもならないのに 、いちいちタバコを吸う 。
ようやくタバコを吸うことにも飽きて 、重い体を動かし車に乗る 。
さほど迷うことなく 目的地に着いたものの、 どこに車を停めていいのか、わからない。
へたに車でうろうろして、 狭い道に入り込み 対向車が来て わちゃわちゃするのはめんどくさい。目的地付近のコンビニに車を停めて、用事を済ます。
ほらね。やっちゃえばなんてことはないんだよ。 家を出る前は用事だけ済ませて、さっさと帰ろうと考えていたくせに、どこかでお昼ごはんを食べようと考え始めている 。
まだ 11時半だ。 いつも 行列のできるラーメン屋さんに行こう 。調べてみたら 現在地から 5分で着く 。よし、行列ができていたら帰ろう と決めてお店に向かう。
幸い行列はなく、 すぐに入れた。
あれ?ここまでは順調だったのに
カウンターに座って私は困った 。
メニューの文字が頭に入ってこない。
こんな時、 ひとりだと困る 。なんとなく認識できた鶏そばを注文する 。食べながら しまった、ここの美味しいラーメンは 塩そばだった と後悔する。
でも、久しぶりに楽しかったからいいや。
自分の生活を狭くしないこと。広く広く手を出すこと。頭を賑やかにしてあっちふらふら、こっちふらふらがよろしい。やってみて良くなかったら、やめたら良いだけです。
生活が広がるほど波が小さくなります 。
神田橋語録