そうなの

双極性障害Ⅱ型40代子育て中のぐるぐる日記

ハートなのね

夏休みもいよいよ残りわずか。

 

1日中ギャーギャーうるさい子供ふたりに

私の神経もそろそろ限界を迎えております。

 

最近の私は基本的に2階のお布団で

横になっています。

 

次男がお昼になったら

階段をダカダカ駆けてきて

「お昼ごはん、冷やし中華作っていい?

母さんも食べるよね!」

 

「うん、食べる」

 

とりあえず、料理中の騒ぎには

巻き込まれたくないので

呼ばれるまでゴロゴロしてよう。

 

「できたよー!

母さんに喜んでもらえるやつが

できたと思うよー」

 

なんじゃそりゃ?と

下へ降りてみると、子供ふたり分は

テーブルに置かれています。

はて?私の分は?と子供のほうを見ると

なにやら怪しげな雰囲気を醸し出しつつ

 

「お母さん、いつもありがとうー!」

 

と、バースディケーキでも運ぶかのように

ふたり仲良くお皿の両端を持っています。

 

微笑ましい。なんて平和な光景なのだ。

 

けれど私には

まるでテレビ画面を

見ているかのように現実味がなく

たいした感動もなく

ただ

 

「ありがとう」

 

と言うだけだった。

 

その冷やし中華がこちら。

 


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ハムをハート型にしたらしい。

言われないとわからない。

 

「おいしいかな、どうかな?」

と私の様子を見守る子供。

 

「いただきます」と無意識に

ハートからぐちゃぐちゃに箸で

かき混ぜた私を見て

 

「あ…」

 

と哀しげな声をもらす子供。

 

「え?あ〜ごめん?」

 

麺を口へ運びながら

 

「感想は、ねこぢるバージョンと

お母さんバージョンどっちがいい?」

 

ねこぢる!…いや待てよ。

ねこぢるグロいからな。

お母さんバージョン!」

 

「お母さんバージョンね」

 

ぱく、もぐもぐ

 

「うっまーい!」

 

「ついでに

ねこぢるバージョンもやって」

 

ねこぢるバージョンね」

 

ズルズルズル

 

「ぶえーっ!まっじぃー!!」

 

「ぎゃははははー!」

 

 

暑い暑い夏の午後

まだ幼い子供との幸せな昼食。

 

 

いろいろあるけど

たぶん生きているだけで

それだけでいいのだ。