子供の習い事で繋がりのあったお母さんから
ランチに誘われたので行きました 。
もう少し先の予定だと思っていたら
前日の夜に「明日か !?」と気づき
それだけでどんより…
なぜって、お風呂に入る気なんか
全くなかったのです 。
え? 明日、人様に会うの?
え? 何着て行けばいいの?
あれこれ考えていたら
何もかも面倒になってきたので
「明日のことは明日考えよう」
最悪、キャンセルしたっていい。
お薬を飲んで早めに眠ることにしました。
そして迎えた 朝。
入浴はパスして、渋々髪だけ洗い
めんどくせぇメイクを済ませ
お店に向かいました。
大して深い付き合いもなかった
お母さんなので
「生命保険の勧誘か ?
ネットワークか?
宗教か? 」と勘繰り
全ての断り文句を用意しておきました 。
習い事の場で見かける雰囲気とは違い
意外とよくしゃべります。
いや、しゃべりすぎてます。
聞いてもいないのに 自分のこと、家族構成や その一人一人の詳細等々。ただ誰かに話を聞いてもらいたいだけの寂しがり屋か ?
と思っていたら
何やら怪しげなカウンセラー の資格を
持っているようです。
唐突に
私のことを 笑顔で
「楽しくなさそう 」
と言いやがりました 。
爽やかな笑顔でいきなりディスられ
激しく動揺しました。
そうでしょうね。
私には楽しいことがない。
長期間、いいんだか悪いんだか
お薬で低めの安定がキープされてますからね。
「言い換えれば クールで 謎めいてる。
そういう雰囲気にも憧れる。」
とも言われました 。
…それは何かの手法なのか?
いかにもスピ系の人が言いそうなきれいごとやこじつけを聞いているうちに 、だんだん ぼんやりとしてきました。
胸のあたりが 詰まってきて
「 この人には話していいのではないのか?
そのために今お互い
ここにいるのではないのか?」
そんな気分になってきました 。
でも判断つきかねたので
「私の話はかなりダークですよ 。
そんなに簡単に話せる問題でも
ないんです 。」
「言って後悔すると思うなら
言わない方がいいと思う。
言わなかった事を後から後悔しそうなら
今、言った方がいいよ 。」
はぁ…
まーた、よくわからない手法めいたことを 、かなりぼんやりとした 私の頭に問いかけるわけです 。
結果
「実は私、躁鬱病で」
ん? 簡単に話したぞ。
今回のところは、さらっとだけ話して
「そろそろ疲れたから帰りたいかな」
と伝え、帰って眠りました。
情報量が多すぎると消化するのに時間がかかる。
お薬を全否定しなかったところは
好感が持てました。
さて
このお母さんと、今後どのような付き合いになっていくのか。
商売目的で近づいてくるのか、全く連絡が途絶えるのか 、はたまた私がまさかの依存となるのか。
楽しみがひとつできました。