そうなの

双極性障害Ⅱ型40代子育て中のぐるぐる日記

インドに呼ばれてる

今よりずっと不安定だった時期

長い付き合いになる友人と

これから先の人生について

語り合ったことがある。

お互い 40代も後半になろうとしている。

 

「もう折り返し地点過ぎてんだよ」

 

「そりゃひとり旅だな。海外に。」

 

言われてみれば

海外にひとり旅、行ったことがない。

 

夫は適当な人なので

「行ってくればー」と簡単に言う。

 

「いや、こんな状態で難しいでしょ。

行って具合悪くなったら大変じゃん。」

 

「それもそれでいいんじゃない?」

 

あっさり言いますけど大変ですよ。

え?持てるだけのお薬持って行っちゃう?

突然パニックに襲われたらどうする?

それもそれで…いいのか?

 

「どこか若い頃から行きたくて

行ってないとこってないの?」

 

「インド」

 

そうだ、インド。

 

呼ばれてないと

行けないというあのインド。

ねこぢるのマンガの舞台にも

なっていたインド。

ゴアトランスの聖地でもあるインド!

今、呼ばれてる?

私、インドに呼ばれてる!?

 

いや、よく考えろ。

 

今の私が子供を放り投げてまで

やるべきことではない。

そこまでして

やり遂げる「何か」などない。

行って見つかる「何か」もきっとない。

それとも諦めてるからダメなのか?

 

そもそも

いつも「何か」したいと

意味不明な焦燥感に

煽られていることが多々ある。

勢いで何かやってみるけれど

何かひとつを極めたことなど

未だにないのだ。

 

後日、友人には

選択肢が広がったとお礼を言った。

 

とりあえずは

ただただ目の前の幸せを

大切にしたいと思う。

 

そして、あわよくば

いつかインドに呼ばれる日が

ありますように。