そうなの

双極性障害Ⅱ型40代子育て中のぐるぐる日記

変わらない【抗不安薬 / 減薬約1ヶ月】

 

 

夏の終わりはなぜか無性に寂しくなる。

うだるような暑さに、うんざりしていたくせに 肌を撫でる風が 急に冷たくなると 無性に寂しくなるのだ。

 

今日は月1の診察日だった。

受付に診察券を出すと 「今日、○○先生はお休みで 別の先生になります。」と言われた 。

通院して約5年、 初めてのことに戸惑った 。しかし、なぜ休みなのかを 聞いたところでどうにもならないし、せっかく来たのに、また後日診察してもらうのも面倒だ。

「 はい。」とだけ返事をした。

朝晩、飲んでいたロラゼパムを 1日1錠に減らし約1ヶ月。 聞きたいことが色々あった気がするが、主治医でないのなら やめておこう 。

私は、うんと疲れているのだ。

 

診察室に入ると 茶色い髪を後ろで一つに まとめた 保育士のような女医がいた。 甲高い声で なだめるように話すが、マスクから覗いている目は死んでいる 。

私もこんな目をしているのだろうかと ぼんやりと思った。 死んだように無気力に生きている気がする。 当たり障りのないことだけを話して、 前回と同じ薬を もらう。

 

ガサガサと薬の袋をぶら下げ

いつもの帰り道を肩を落として

とぼとぼ歩く。

 

 

 

 

季節は変わりゆくのに、

良くも悪くも私は変わらない。 

 

 


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