去年まで必ず来ていたサンタさんが来なかった。
サンタ疑惑を持つ長男ですら
「みんなサンタさん来たってよ。」と言う。
「次男がインフルエンザだったから
サンタさん来なかったんじゃない?」
インフルエンザで弱っている次男が
さらに弱っていくように感じる。
大丈夫、サンタさん来なくても
クリスマスだからご馳走だよ。(夫、長男作)
ひとりだけテーブルを別にされた
インフル次男は
ちんまりと
盛り付けられたご馳走を
寂しげにつんつんする。
食べきれず残す、寝る、起きる。
今日もサンタさんは来ない。
変わらないものなど何ひとつないのだ。
あんなに衰弱していた次男も今や何事もなかったかのように回復している。
また気まぐれにサンタさんはやってくるかもしれないし、もう二度と来ないのかもしれない。
クリスマスも過ぎ、今年もあと二日で終わり、新しい年を迎える。
私は 何やら疲れてしまい体が動かない。
何もしたくない。 だから何もしない。
頓服飲んで、お布団の中から雨音でも感じていよう。しばらくしたら、このやるせない気分も変わるかもしれない。雨もやむかもしれない。
それまで、ぬくぬくゴロゴロしていよう。
ぬくぬくゴロゴロ、寝る、起きる。
気分は変わらない。
… 誰だよ
「変わらないものなど何ひとつない」
なんて言ったヤツ。