そうなの

双極性障害Ⅱ型40代子育て中のぐるぐる日記

強烈なやつは求めていない

 

 

 

けんちゃんから 友人を我が家へ連れて行ってもいいかと 連絡があった。

「どんな人なの?」

そう尋ねると

「すごいやつだよ」 と 言われた。

よくわからないなと思いながらも、 けんちゃんの友人ならば そんなにおかしな人間も来ないだろうと なんとなく OK した 。

けんちゃんとその友人が来るのを待つ間、私は緊張感に耐えられなくなり 頓服薬を飲んだ。

しばらくして、けんちゃんがやってきた。

その後ろに佇む人は、とても普通に見える地味な人物だった。

とりあえず ほっとする。

 

ところが、話をしていくうちに友人が言っていた「すごい」というところがなんとなくわかってきた。

思うにこの人は 元々精神疾患を抱え、 その上、非合法、合法薬物で 完全にブッ壊れた タイプだろう。

 

少しくらいおかしな人物なら お互い様なので なんてことはない。

 

しかし、ちょっとこの人は強烈すぎる。

 

一歩間違うと私が、おかしなところに持っていかれてしまう。

 

子供が自転車で 塾へ出かけている日は、 万が一に備えて、車の運転ができるように お酒を飲まないことに決めている。

周りは皆、呑んでいるので 会話がどんどんディープになってくる。 私は、それらを処理しきれず いっぱいいっぱいだ。

持っていかれるギリギリのところで、子供が帰ってきた。

急げ!と彼の狂気に飲み込まれる前に、塩を口に含みテキーラを一気に流し込み、ライムをかじる 。

これでひとまずは、なんとかなりそうだ。

 


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天才とキ○ガイは、きっと紙一重なのだろう。

彼の場合は後者のように感じた。彼の世界に触れることが、自分のプラスになるとは思えない。

残念ながら、どっちつかずの少しはみ出しているだけの凡人な私は、 なんとか世間と折り合いをつけようと忙しいのだ。

 

申し訳ないけど、強烈すぎる人物は 私の周りにいてほしくない。

 

私は、そこに巻き込まれることなく 穏やかに暮らしていたいのよ。

 

 

 

梅雨寒の折、 ご自愛ください。