そうなの

双極性障害Ⅱ型40代子育て中のぐるぐる日記

ポンコツ精神科医にキレて懐かしい感じがした

 

 

久々に症状が悪化した。いつも忘れた頃にやってくるのだ。

 

コロナ禍、梅雨、生理など いくつかの要因が 重なった。 1番のきっかけとなったのは、 子供の突発的な出来事だ 。それが良いことでも悪いことでも 悪化する原因となりやすい。

 

ダメだ。

 

「様子を見る」と 最終判断を下した自分を呪った。 こんなことなら 夫が 「病院へ 行こう」と言っていた時に素直に行くべきだった 。バキバキの混合状態になり、もう死にたいと思いながら『そういえば!何年か前、悪化したとき処方されたレボトミンがあったはずだ』と必死で探す。ありがたいことに 説明書と一緒に出てきた 。

… 平成30年?

それが何年前だか計算すらできない。何年前でもいい。藁にもすがる思いで1錠飲む 。

頭を抱えながら悶えていると、夫が 帰宅した。安心のあまり涙が溢れた。 泣きながら「全然大丈夫じゃなかった…病院へ行っておけばよかった…こんなにおかしくなってる姿、子供に見せられない …」と子供が帰ってくるまでに、とりあえず一度壊れておいて 「後のことはお願いします」と夫に託して 2階で寝ていることにした。

 

レボトミンが効いたのか、先程までの激しい混乱はなくなった。むしろ混乱がなくなり、キレイに覚醒して眠りたくても眠れない 。

頭は冴えているけど、まとまりがない。

横になっていてもそわそわする 。

何かをしようとしても、どれもしっくりこなくてうんざりする。

油断すると誰彼構わず電話してしまう危険性もあるし、誰かから連絡があっても厄介だ 。スマホは電源を切った。ちくしょう、早く私も強制的に薬で落ちたい!

 

 

… 落ち着かない。

 

 

仕方ないので平静を装って、 食事中の家族の横を通り 水を飲んでみたり 、子供にちょっかいを出してみたりする。

 

夜は案の定、睡眠時間3時間で目が覚め 、またそわそわし始める 。

何かしていないと落ち着かない。深夜にガスレンジ周りの掃除をしたり、膨大な量の CD を整理し始めたが、途中で放棄。

縁側で タバコを吸いながら『この、夜が白々と明けてゆく感じ…久々だなぁ』と 、やたらと感動しつつ『… 太陽が昇りきった時に躁転しませんように 』と、大爆笑しそうになりながら両手を合わせた。

 

 

病院に行こう。

 

 

主治医の診察日ではなかったが 、診察してもらえる来週まで、とてもじゃないけど待てない。夫の運転で病院の駐車場に着くと車が少なかった。込んでいる日は満車になっている。『やった!今日は空いてる!』と思ったら 待合室は人でいっぱいだった。

 

約2時間、拷問のように待たされた 。

耳栓を持参したけど、周囲の音がうるさすぎる。ずっと同じ場所になんて座っていられない。かといって『はい!はい!はーい!私、ダメ!!きーーー!!!』なんて丸出しにした行動も避けたい。

混雑時にと用意した『雪の結晶ノート』もまったく気分じゃなかった。持ってきどころがなくて息詰まる。

隣には、30代前半らしきカップルがいた。顔色の悪い男のほうが鬱か?と思っていたら意外なことに女のほうがカウンセリングを受けていた。戻ってくると舌ったらずの、か細い声で甘えるように男に何か話している。1番イヤなタイプだな、あー、もう帰ろうかな。

 

 

 

ようやく順番が来た。

凄まじく足早に診察室へと向かう。

 

土曜日の診察に来るのは初めだ。

…もし、主治医よりも感じが良く、 相性のいい先生だったら …変えてもいいのか ?

客観的判断も必要なので、夫にも診察に付き合ってもらった。

 

ところが

 

診察室にいたのは 薄らハゲで小太りなダメそうな奴だった。あぁやっぱり、まったく話が通じない。 お互いポンコツのせいか 話が噛み合わない。 2時間に及ぶ拷問の責苦で イライラしていたこともあり、 もう限界だった。

 


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「だから…!そんなあれこれ言われても今まったく理解ができない !とにかくこの2、3年前の レボトミンを飲んでいいのか、新しいものにしたほうがいいのか、どっち !!」と オーバーアクションで捲し立てた。

 

奴はおどおどしながら

「あーそういうことね…

じゃあ1ヶ月分で 。」

 

「は!? 1ヶ月分?! 主治医に来週診てもらうから (お前じゃ話にならねえ )、それまでの分があればそれでいい !」

 

「今の先生が出してる薬しか出せないんだけど …」

 

えっ?おい、ちょっと待てよ。

 

「過去に全く違う先生が 、全く違う薬を出してきて、全く効かなかったことありますよ !

で、翌日主治医に診てもらって効いたのがレボトミン!!」

 

オロオロしながら慌ててカルテを見る

ポンコツ野郎。

 

「あー…これね、そうだね。うん、そうだね」

 

大至急どうにかしてほしい私にとって、何から何までイライラさせられる人物であった。

 

お前のせいで待合室こんなに混んでるんじゃね?

 

土曜日に通院している患者さんを気の毒に思いつつ、主治医の良さを再確認した。

 

帰りの車中 、診察に同席していた 夫と ポンコツ野郎の件で盛り上がった。

 

「あおちゃん、精神科医なんてあんなもんだよ。みんな患者見てる間に、自分も薬飲んじゃうようになるんだから 。」

「久々に他人にキレたよ。」

「俺なんか、 週に1回くらいあーゆーことあるよ。」

 

普段は 鬱寄りな 精神状態で、人を避けて生活している。子供がらみの 人間関係も出る杭は打たれるのだろうと おとなしくしている。

 

もっと勢いがあり、考えなしに行動していた若い頃はよく人と衝突した。 痛い思いもたくさんした。それでも、だからこそ今なお続く深い付き合いの友人もいる。

久しぶりに混合状態となり、 涙を流し、 キレて思った。

 

これも 自然な感情のうちのひとつなんだ。

 

私は私を抑え込みすぎている。今も昔も変わらず、うまくバランスが取れない 。

 

でも、それが私なんだ。

 

昨晩、やっと 眠れる薬の量が自分で調整できた。 今晩は 、朝まで眠れるだろう。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。 

 

薬ありきな人生を、たまに壊れながら

それでも、たくましく生きていくんだ。

 

 

赤い糸で結ばれていればいい①

 

 

 

大切な女友達のまいちゃんから ハンドメイドアクセサリーが届いた 。下記の翌日のことだった。

 


強烈なやつは求めていない - そうなの

 

パワーストーンが好きな、まいちゃんは石の持つ意味合いなど考えながら パーツを並べていたらあれもこれもとなったようだ。同封の手紙にずらりと 並んだ石の名前の多さに笑ってしまった。

 

私のことを思いながら丁寧に作られたそのイヤリングは、つけてみると お守りのような 感覚があった。

 


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ふと、まいちゃんとけんちゃん (強烈ではないほうの友人 )は合いそうだな と思った 。

今、お互いフリーなはずである。

 

まいちゃんにお礼の電話がてら、先日強烈なやつが家にやってきたという話もした。

何気なく

「けんちゃんとまいちゃんは合いそうな気がするんだよ。 夫にも言ってみたら 同じ意見だったよ 。」そう言うと、まいちゃんは

「実はね、 LINE した時に『誰かいい人いないかな』 って入力して、でもそこは削除して送信したんだ 」と言った。

まいちゃんは離婚歴があり辛い思いをしてきた。 今は お母さんと老犬と暮らしている 。もし、この二人に先立たれたら 一人になる 。

それは寂しいと、ようやく前向きにパートナーを探し始める気持ちになったようだ 。

 

乗りかかった船なので 「けんちゃん、今彼女欲しいと思ってる ?」とLINEすると「 欲しい」と返信があった。

しかし、そんなことよりもけんちゃんは

「あおちゃん、その後体調どう?」と強烈な友人から得たに違いないと思い込んでいる、良い影響について知りたがっていた。

あぁ…持ってかれてるなあ。もはや信者だなと思いながらも

「 悪くはない 」と返信した。

 

その後、電話で話してみると 妙にハイテンションでなんでもスピリチュアルな方向に結びつけたがる。

まいちゃんの話がしたい私は仕方なく、スピリチュアルに寄せた。

「 けんちゃん達が帰った次の日、 大好きな女友達から ハンドメイドアクセサリーが届いたんだよ」

「 それはきてますね」

「まいちゃんって子なんだけど、まいちゃんと けんちゃんは合うんじゃないかなと思ったんだ 」

「そうきましたか 」

何点か、お互いが合いそうな理由をスピ的観点から述べると

「それは会ったほうが良さそうですね 」と

けんちゃんも前のめりになってきた。

 

今月は強烈な友人のことで忙しいので、来月あたりで 、お互い調整しようということで話が まとっている 。

 

 

実際に会えるのかどうか 。

会ってお互いがどう思うのか 。

私の直感は正しいのか。

 

 

 

楽しみなところである。

強烈なやつは求めていない

 

 

 

けんちゃんから 友人を我が家へ連れて行ってもいいかと 連絡があった。

「どんな人なの?」

そう尋ねると

「すごいやつだよ」 と 言われた。

よくわからないなと思いながらも、 けんちゃんの友人ならば そんなにおかしな人間も来ないだろうと なんとなく OK した 。

けんちゃんとその友人が来るのを待つ間、私は緊張感に耐えられなくなり 頓服薬を飲んだ。

しばらくして、けんちゃんがやってきた。

その後ろに佇む人は、とても普通に見える地味な人物だった。

とりあえず ほっとする。

 

ところが、話をしていくうちに友人が言っていた「すごい」というところがなんとなくわかってきた。

思うにこの人は 元々精神疾患を抱え、 その上、非合法、合法薬物で 完全にブッ壊れた タイプだろう。

 

少しくらいおかしな人物なら お互い様なので なんてことはない。

 

しかし、ちょっとこの人は強烈すぎる。

 

一歩間違うと私が、おかしなところに持っていかれてしまう。

 

子供が自転車で 塾へ出かけている日は、 万が一に備えて、車の運転ができるように お酒を飲まないことに決めている。

周りは皆、呑んでいるので 会話がどんどんディープになってくる。 私は、それらを処理しきれず いっぱいいっぱいだ。

持っていかれるギリギリのところで、子供が帰ってきた。

急げ!と彼の狂気に飲み込まれる前に、塩を口に含みテキーラを一気に流し込み、ライムをかじる 。

これでひとまずは、なんとかなりそうだ。

 


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天才とキ○ガイは、きっと紙一重なのだろう。

彼の場合は後者のように感じた。彼の世界に触れることが、自分のプラスになるとは思えない。

残念ながら、どっちつかずの少しはみ出しているだけの凡人な私は、 なんとか世間と折り合いをつけようと忙しいのだ。

 

申し訳ないけど、強烈すぎる人物は 私の周りにいてほしくない。

 

私は、そこに巻き込まれることなく 穏やかに暮らしていたいのよ。

 

 

 

梅雨寒の折、 ご自愛ください。

人差し指一本

 

 

 

夕食を作るためはエンジンとなるビールが必要。夕食が出来上がるとハイボールを一杯。

ウイスキーが、ちょっと濃すぎたかなと思いながらも ポークソテーによく合って、おいしく呑みきった。

 

食後に夫が、愛犬の散歩に行こうと言った。

明日から梅雨入りらしいし行っておくかなと 、ほろ酔い気分で散歩に出かけた。

散歩をしながら、なんてことはない夫婦の会話を交わしていると、夫が 「涼しいし 遠回りしようよ 」と言い出した 。

私は結構酔っていたし 、そんなに歩きたくなかった。

「やだ、やだ、そんなに歩けない !私が、じゃんけんに勝ったら 、ここを左に曲がろうよ。」

「じゃあ、俺が勝ったら遠回りコースね。」

「最初はグー!じゃんけんぽん !」

 

 

 

「あ!!」

 

 

 

「ちぇ、左に曲がるか 。」

夫は残念そうに 、私の言った近道コースを歩き出した 。

 

どうやら私が勝ったらしい 。

夫が出したのはパーである。

 

 

私が出したのは 人差し指一本。

 

 

じゃんけんを提案しておきながら 、お酒と薬で 全く頭の回らなかった 私が咄嗟に出したのは人差し指一本だったのだ 。

私が勝ったことになっているということは、夫の見る角度からは きっとチョキに 見えたのだろう。

 

そういうことにしておこう。

長く歩きたくなかった私は何も言わなかった。

 

それに 人差し指一本しか動かすことができなかった自分に、なにか笑えないものがあった。

 


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ホワイトラインでホワイトアウト。イビサに行きたい

 

 

5月末。

 

3月、4月に感じていた不安や恐怖も 薄れていき外出自粛で人に会わなくてもいいことや、 通常よりものんびりとした空気感に すっかり慣れてしまった。

しかも、 Netflix で 「ホワイトライン 」にどっぷりはまり、頭の中はすっかりイビサ

すぐそばには沖縄よりもキレイだと言われるブルーの海が拡がっている。

 


ホワイトライン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

6月 。

学校、 塾 、習い事 、すべてが通常通りに回り始める 。この先どうなってゆくかはわからない 。わからないけれどコロナ前と 今と違っているのは、 私の時間に対する概念だ。

焦らなくなっている。時間感覚が麻痺している。

 

だって、脳内はイビサ

子供の習い事の送迎も気分はオープンカー。

海が見えなくてもイビサ

 

シャワーを浴びてキャミソールドレス着て、ペディキュア塗って、シャンパン片手に夕涼み。

 

「ここは○○町ですよ。」と

テキーラを持って夫がやってくる。

 

 

そうだ。

めんどうなことなんか

全部忘れちまえ。

 

 

 

たまに浮上するタトゥー問題

 

下がり気味の状態が続いている 。

これといって何をする気にもならず Netflix でドラマを見たりするのだが 全く面白くない 。面白いところに入っていくまでがんばろうと意地になってラストまで見ても やっぱり面白くない 。ドラマ自体が面白くないのか 私が面白さを感じる力がないのか、 どちらか分からない 。

 

今日は夫と子供達が義父母と一緒に 朝6時集合で 山登りに出かけている。 まず、朝6時集合というところで 私には無理だ 。私も誘われたが 夫に「あおちゃんの登山の遅さは 度を超えているからやめたほうがいい」 と言われた。 そう言われてしまうと 「皆さんの足手まといになりますので 、遠慮しておきます」 と言わざるを得ない 。

 

9時頃起きてみると、きちんと朝ごはんを食べたらしく食器も洗ってある。ゴミ捨て日である今日、ゴミ出しまでしてくれている 。躁鬱人としてはよくできた家族を持ち、幸せに思う 。

 

ぼんやりとドラマを見ていると、義母から『 これから温泉に入ります 』と連絡があった。

 

そうか 。

 

夫は、これを懸念していたのかもしれない。 私は背中にわりとがっつり、タトゥーが入っている。 義母も私にタトゥーが入っていることは知っているが、さすがに気まずい。

 

精神的に不自由な上、 誰の目にもはっきりと見える不自由さえ自らに課してしまった 。思うにこれは、私にとってリストカットのようなものだった。何度も皮膚を傷つけ、痛みを感じながら生活した。すべてが仕上がったときは、まるで生まれ変わったように晴れやかな気分だった。

けれど、この国はタトゥーに対して偏見があり、私はそのすべてを跳ね返せるほど強くもなかったし、イカれてもいなかった。

 

 

子供が幼い頃「 お母さん、何で背中に絵が書いてあるの?」と聞かれた。 言葉を用意しておいたわけではないが 絵本を読み聞かせていた時期だったので「クリスマスの夜にね、天使がらくがきしたの 」とメルヘンな返しをかましてやった。

 

今となっては私のほうが  「天使が、らくがきしたんだよね〜」と子供扱いされている。

 


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そんなことより、なんとかしないといけないのは

お腹のお肉なのだ!

 

 

気まぐれに動く

 

 

朝起きて

洗濯物を干して

植物にお水をあげて

簡単な お昼ご飯を作り

子供を送り出す。

 

子供は 自転車で 30分ほどの 祖母宅へ 勉強しに行くことが日課となりつつある 。運動不足の解消にもなるし( 学区外なので校則的には ダメなんだろうけど) 私も送迎をしなくて済むので助かる 。

5時頃までは静かな時間がやってくる。

 

静かな時間に映画を1本見る。

字幕がツライので、日本映画。

先日、三島由紀夫 原作の難解な映画を見たら

ものすごく、もやもやするはめになった 。

もやもやした 私にひらめいたのは

 

「 そうだ!体を動かそう」

 

https://youtu.be/KxzZJwmB8qc

 

初めてやってみたけど意外と良かった。

日中は紫外線が気になるので、あまり外には行きたくない。

汗だくになるほど体を動かすと気分がいい 。夜は、ストレッチの動画でストレッチもした。

 

そんなふうに日々を過ごしていたら、 あまり細かいことに気が向かなくなってきた。

 

突然、動いてみたり動かなくなったり

そういう『性質』なのだろう。

 

 

 

 

【5/20追記】

調子にのって

「ドM専用30分バージョン」をやった。

汗だくでやりきった。やりきったけど、翌日は何もやる気にならない。ひたすら寝ていたい。このバランスの悪さも『性質』のひとつだろう。何も考えずやってしまう。

 

『40代』で改めて探してみた。

するとそこには「40代以降は 4分 で」と

書かれていた。

 

 

こんな日はアイリッシュコーヒー

 

 

今日は外出する用件が 午前中に1件、午後に1件あった 。

幸い、夫がいるから車の運転はしてもらえる。

 

昨日もお風呂入ってないけど 、髪の毛は サボリーノをスプレーしてごまかし、久々に軽くメイクをして 外出着を選ぶ。 1からコーディネートするのは面倒なので、前回外出した時と全く同じ。

 

用件を済ましたその帰り道、ホームセンターとスーパーに寄る。

 

自宅に到着して、お昼ご飯の支度があったけど、夫にお願いして 横になる始末 。

お昼ご飯を少しだけ食べて、 また眠る。

 

そういえば、午後の用事はどうなったかと起きてみると、すでに夫が済ましていた。

ありがたや。。

 

ほんの少しの外出が自分にこんなに ダメージを与えるとは 思ってなかった。

何かと先を考えると 少し不安。

 

また、最近肌寒いしな。

こんな日はホットカクテルだなと アイリッシュコーヒーを作っていたら …  失敗した。

温めておいた グラスのお湯を捨て忘れ、 お湯が入ったままウイスキーを 注ぎ、その間違えにテンパり「あ! 間違えた!」バシャー!!と速攻で捨ててしまった。

今、考えてみたら捨てなくても良かったのかもしれない。

夫に「おい、それ白州だろ」と突っ込まれた。

アイリッシュウイスキーがないんだもん。

でも、美味しくできたし挽回できたかな?

 

残りのコーヒーで 、夫が コーヒージントニックを作ってくれた。 さっぱりしていて美味しい。

 

そして私は今夜もお酒を呑み、 お薬を飲み

いろいろなことを誤魔化しながら

明日の昼頃まで眠るのだろう。

 


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サイクリングとカリフラワー

 

 

今日は 10時集合で 夫と子供たちが 祖父母と一緒に サイクリングに出かけると言っていた 。

昨日の夜、 このところの私の様子を見てか子供が「お弁当どうする?」と心配そうに つぶやいた 。私は 「母さんが作れそうなら作るよ。作れなかったら どこかで買って 」そう言った。

 

朝、「お父さん、お弁当もういいよね 」

2階でまだ眠っていた私の耳に そんな言葉が聞こえてきた。

時刻は9時20分 。子供達は9時半頃家を出ると言っていたな。 せめて、いってらっしゃいだけでも言おう。重い体を 起こして下へ降りた 。

夫が作ったであろうお弁当は既にもう各自のリュックへ入れられており、 皆準備に忙しく 私のことなど全く気にかけない 。

洗面所で念入りに日焼け止めを塗る長男。 前回のサイクリングで 日焼け止めをしないで焼けてしまったため 学んだのだろう 。

「日焼け止めを持っていって、また塗るといいよ」と言うと 「うん、そのつもり 」心ここにあらずで 適当な返事を返す長男。

 

青空の下 、颯爽と自転車にまたがり 「いってきまーす」と 3台並んで 賑やかに 出かけて行った 。

 

私が何もしなくても、もう 大丈夫なのだ 。

逞しいとも、ありがたいとも言えるけど 私の思考が歪むと 『私など必要ないのだ』という方向になりかねない 。

 

楽しいんだろうなぁ、サイクリング。

気持ちいいんだろうなー、サイクリング 。

 

でも、私の心と体は動かない 。

残念なことに動かない。

 

青空を見上げながら 洗濯物を干すだけで 精一杯なのである 。

昨日作ろうと思って、放置したままのカリフラワー のマリネを仕上げることができれば とりあえずのところは良しとしよう。

 


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お酒と薬の困ったちゃん

 

おうち時間を楽しむことに前向きな夫が

カクテル作りにハマりだした 。

きっかけは よく行く Bar の バーテンダー

カクテル作りの動画をアップしていたことから始まる。

 

ジントニックもちょっとの工夫で劇的に美味しくなり、ジンの苦手な私でもゴクゴクと呑めてしまうほどの美味しさなのである。

 

味をしめた夫は、次々と道具やアルコール類などを揃えだし様々なカクテルを作り始めた。

 

しかも、どれもうまいのだ。

うまいから どんどん呑んでしまう 。

 

卵白を 使用するカクテルは、卵を高級なものにすればさらにおいしいだろうね。

このテキーラは、クセが強いから別のものを買おう。

楽しむためのアイデアはどんどん広がる。

 

先日に至っては 5、6杯呑んで 絶好調の 私が突然、我が家初の「 YouTube カラオケをしよう!」と言い出し 家族全員で大いに盛り上がってしまった。

盛り上がったために

さらにお酒をおねだりする私。

 

調子の悪い時は お酒を飲むことに抵抗を感じてしまうのに 、このところ夫の作る美味しいカクテルのおかげか 気分も良かった。

 

結果、薬のことをまったく考えず楽しく呑んでしまった 。

普段なら早めに呑むのを切り上げたり、お酒を呑んだらこの薬はやめておくマイルールなどもすっかり忘れるありさま。 ベロベロの状態で 夜の分の薬、全てを きっちり飲んだ と思う。あんなにベロベロで飲み間違えたりしてないのか?今の時期は花粉症の薬も含まれている。

深夜、口内の皮膚がくっついてしまったのではないかと思うほど、喉がカラカラに乾き水を飲みに行く羽目になった 。

 

奇跡的に朝、起きることもでき

2日酔いにもならずにすんだが

朝食後、 薬を飲み

お昼までまた眠ってしまった。

 

 

ふだんは、ほぼ毎日お酒の席があり深夜に帰宅する夫 。家にいてくれることはありがたいけど…

 

 

 

 

「あおちゃん、何呑む?」

 

そう聞かれたら好きだから断れない。

 


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【2020/7/7  追記】

6月下旬 、混合状態となり 急遽病院へ行った。 レボトミンが追加され1ヶ月様子を見ることになったが、 その1週間後、夫が作ったモヒートを酔いを感じるほど飲んでしまった 。すると翌日、 体が重く全く動けず、ほぼ1日横になっていた。次の日はわりとすっきりとしていたので、 やはり薬とお酒の相性は 良くないような気がする 。(個人的見解)

招かれざる客

 

「ピンポーン」

 

 

我が家にはインターフォンがなく

人が来るとドアを開けて顔を出すしかない。

ネット注文はしてないはずだし

ご近所の方だろうか?

 

もはや礼儀として、マスクをすることが

習慣となっている。

自宅ではマスクはしていないので

慌ててマスクをする。

 

ドアを開けると

何かの営業の人間だった。

 

 

…… このご時世に営業?!

しかも、マスクもせず?

 

 

売れないホストのような顔つきの男が

何か言葉を発っしながら

ずいっと

玄関口へ入り込むほどの勢いで前に出た。

 

 

ひいぃ!近い!!

 

 

恐怖すら感じながら後退る私。

空気読めよ、おい。

 

男はパンフレットを手に

ペンキがどうのと訴えている。

喋るたびに開かれる口からは

ウイルスが散らばっているかのように見えて

気分が悪くなってきた。

今すぐこの男を退散させなくては。

 

 

 

「けっこうです」

 

 

 

まだ何か言っている。

 

 

 

「けっこうです」

 

 

 

5回目にして、男はようやく

「あ、そうですか」とそっけなく言うと

ドアを締めて去って行った。

 

私はすぐ玄関に消毒スプレーをして

表に回り、男が触ったであろう付近を

まんべんなく消毒した。

 

 

 

あいつ、ほんとに売れないホストの

小銭稼ぎじゃないのか?

 

つーか、どんな会社だよ。

 

 

 

せめてきちんとマスクをして

ローランドくらい

気のきいたトークのできる

営業をよこしやがれ。

 


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緊急事態宣言後、初の月1通院

 

今日は通院日。

 

たまに激落ちしながらも、なんとかバランスは保っている。

 

今、病院がどんな様子なのか少しだけワクワクしながら出かける準備をする。

と言っても、顔洗してマスクをするだけ。 気分の良い日は目元だけでもメイクするけど、 もはや面倒くさい。

 

病院へ到着すると、まずは入口で 看護師が 待機していて 体温を測られ 手を消毒をする。 これは4週間前と同じ。私は頭を守るため フードを かぶって中へ入る 。これは4週間前とは違う。

 

待合室には私だけだった。

混雑していることはないにせよ「 車で待っているので電話してください」と 用意周到に携帯番号と名前を書いて 持参した メモ用紙も 使う必要がなさそうだ 。

診察室は主治医との距離が離れていたり、ドアが開けっぱなしだったりするかな?と考えていたけど 、いつもとまったく同じだった。

 

いつもと同じ。

 

主治医に近すぎる椅子をなんとなく後ろにずらして腰掛ける。 フードをかぶっていても 私は気にならないし、先生も気にしないだろう 。 もっと武装している患者がいるに違いない。

とりあえず抗不安薬を多めにもらっておく。

 

何を期待していたのか、いつもと変わりがないことに 少しがっかりしながら、 病院を出る。

 

帰宅後、即シャワー。

 

さっぱり。

 

ぐったり。

 

 

やっぱりぐったりするのよ。コロナ感染リスクが高いであろう病院。気にしてないつもりでも、どっかで神経使ってんだろうな。

 

病気だからね。

 

 

 

医療従事者の皆さま

ありがとうございます。

 


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団子地獄絵図

臨時休校であっても
我が家はありがたいことに元・教諭の
義母が息子二人の勉強を見てくれている。

そこにときには遊びも含まれるわけだが昨日は「よもぎ団子を作るの 」と聞かされていた 。

私には全くやる気にならないことを
ポジティブかつアクティブな義母は 何でもこなしてしまうので 、本当に助かっている 。

お迎えに行くと みんなで よもぎ団子を作っているところだった。

皆、楽しそうに 素手で 団子をぐちゃぐちゃと
こねまくっている 。

… 妖怪団子こねこね?!

その傍らではニコニコと笑顔で
保育園児の甥っ子が 素手で あんこを
ペロリと つまみ食い。
そして、またその手をあんこに突っ込み ペロリ…の繰り返し 。

えーっと?妖怪あんこ小僧?!



その光景に軽くめまいと吐き気がした。



普段なら幸せな家族のワンシーンなのだが
この時期のその様子はまるで

地獄絵図のようだった。




もやは地獄も天国もないのか。




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躁鬱主婦揺れる思い②

 

 

こんな ご時世でも子供の習い事はやっている。

車での送迎が 大変だ 。

送ったのはいいけれど、お迎えまでの1時間半の間に私の精神状態が急変し 迎えに行けない !ということにもなりかねない 。

昨日は、ほぼ布団の中にくるまっていた。

 

先日( なのか?時間の感覚がおかしくなってきてる )

誰かと話してないと、もたない緊急事態がやってきた。 こういう場合 誰でも いいわけではない。 あいつが一番最適なのだ。

電話したが出なかったため、 音楽を聴いてなんとかやり過ごした。

あいつからは翌日連絡があった。

 

 

「来週から在宅勤務です 暇ですわ」

 

「返信1日あいたから心配したよ。よかった。」

本当に心配したのだ。私にしてはめずらしく、 可愛らしい返信をした。

 

「友達がいないので個人の携帯は全くチェックしない日も多いです。 君はずっと元気で友達でいて下さい」

 

別にお互い友達がいないわけでもないよな 。『ずっと元気で』も妙に滲みるな

 

「私も友達がいないので、あなたに電話しました。」

 

「友達は数とか頻度ではなくソウルのタイミングと考えております 今後ともよろしくお願いします」

 

は?ソウル ?と一瞬イラッとしたので

ソウルは無視して

 

「頓服効くまでやりすごせなかったので電話しました。」

と正直に返信した。

 

「よくわかりませんが
あなたは私の大切なくされ縁のひとです
あなたのためになれるとうれしいです」

 

そうだよな。

ソウルじゃなくてくされ縁だ。

てゆうか、なんだよドMかよ。

20代の一番楽しくて無責任な時期を 傷つけたり傷つけられたりして 濃密な時間を過ごしていたと思う。 あの時こうしておけばよかった、 いや、あれでよかったんだ。瞬時に記憶がよみがえる。 少しだけ涙が流れた 。このまま泣きじゃくってしまえば 楽になるのだろうか。

電話してしまおうか 。

ダメだ。今 、大好きだったあの声で 優しい言葉をかけられたら 何が悲しいのかもわからないまま泣き崩れてしまうだろう。

 

 

 

 

「よくわかりませんが

私もあなたと同じように思っています」

 

 

「こんごともよろしく
おやすみなさい」

 

 


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